2011年 09月 09日
筋繊維遡る川 |
結局、一匹の魚と出会うこともなくアンパーフェクトが逝きました・・・
虚しい気持ち。ふとした不注意からです。いつもならへらへら笑ってさっさと次の策でも練っているのでしょうが、今回ばかりは何故かこう絶望というかやるせなさが一気に込みあげて、思わず過去の栄光にでも縋りたい気分になってしまい・・・
徐にサゲ竿とデカ軸引っ張りだして具合を見てみますが、そりゃ計10数日しか使用していませんので、まだまだ程度はいいものでした。我ながら、らしくないタックルですね。でもRPLで時代が止まっているのが、現行バリバリの方からすると???なんでしょうけど。。。
一時熱を入れたサケ釣り。これは過去に釣れた2尾のシロザケのうちの1尾。この1本の為、東京から大洗、フェリーに乗って苫小牧、その晩の内に北海道を横断して中標津へ。大移動を終えても眠ることなく朝から夕刻のリミットまで、それこそ腕が腱鞘炎になるまで・・・
溯上さえあればカラフトマスは比較的簡単に釣れますが、シロザケは流れの早い流芯の底を流さない限り口に掛けるのは難しいものです。先のシロザケも川で出合った常連の方にリーダーシステムを全て作り直してもらってようやく取ることができたもの。辛苦ティップの鉛の糸に魂も吸い取られてしまうような消耗戦。文学的な趣きの釣りとは対極の体育会系的世界。
4月の本流で痛めた肩、感覚が戻らない右脚の指、古傷の肉離れも、、、と至るところの筋で満身創痍状態ですが、もう一度、できることならあのスピードの塊に挑んでみたい、己の筋繊維の限界を試したい、(ついでにアッチも若返りたい)という思いに急速に駆られています。
by fj-engineering
| 2011-09-09 01:31
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